大検から高卒認定

大検から高卒認定
高卒認定試験は昔、大検(大学入学資格検定)という名称でした。
30代前後の人は大検という名称の方が慣れ親しんでいるかも分かりません。
名称と共に制度にも変更がありました。大きく分けて3つです。

受験資格

まずは受験対象者が広がりました。
大検の受験資格

・大検を受検する年度の終わりまでに満16歳以上になる者

※全日制高校在学者を除く

高卒認定の受験資格

・受験しようとする年度の終わりに満16歳以上であれば誰でも可能


大きく変わったところは、全日制高校在学者でも高卒認定を受験できるようになったところです。

受験科目

大検(大学入学資格検定)

・受験科目数9〜10科目の中から7科目を選択(必須科目含む)

必修科目(8〜9科目から6科目を選択)
国語、地理歴史(2科目)、公民(1〜2科目)、数学、理科(2科目)、家庭

・選択科目1科目

教科 試験科目 要件
国語 国語 必ず受験
地理
歴史
世界史A・世界史B
日本史A・日本史B
地理A・地理B
いずれか1科目を選択して受験
公民 現代社会
倫理及び政治・経済
現代社会の1科目または倫理及び政治・経済の2科目を受験
数学 数学 必ず受験
理科 科学と人間生活・物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎 @科学と人間生活の1科目と、物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎のうちいずれか1科目の合計2科目
A物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎のうちいずれか3科目
外国語 英語 必ず受験
大きな変更点は英語が必修になり家庭科が廃止になったことです。

修得単位数

大検(大学入学資格検定)

・該当単位数は30〜45単位

高卒認定

・大検当時と同じ



難易度

大検の難易度は合格率約40%弱です。高卒認定は35%前後なので少し難易度は高くなったかもわかりません。

受験者層
受験者層は大検時代も高卒認定もやはり約50%強が高校中退者です。
ついで大検時代は定時制、通信制高校在学者が約30%弱(平成15年度)います。
現在では平成26年8月出願状況においては定時制、通信制在学者が約20%。ついで全日制在学者が約12.4%となっており制度内容変更において受験対象者に広がりがある事が分かります。

大検(大学入学資格検定)で1部合格した場合の免除要件
大検時代に受験をし1部合格した人も中にいます。そんな人たちが高卒認定を受験する際、下記に応じて1部免除されます。しかし廃校になたりしていた場合は再度全科目受験する必要があります。
@免除を受けることができる高卒認定試験科目 @に相当する大検の受検科目
国語 国語(甲)
現代国語
国語
世界史A 世界史A
世界史B 世界史(注1)
世界史B
日本史A 日本史A
日本史B 日本史(注1)
日本史B
地理A 地理A(注2)
地理B 人文地理
地理A(注2)
地理B
地理(注1)
現代社会 一般社会
時事問題
社会
現代社会
倫理 倫理・社会
倫理
政治・経済 政治・経済
@免除を受けることができる高卒認定試験科目 @に相当する大検の受検科目
数学 一般数学
解析(1)
幾何
解析(1)
数学T
数学U
数学V
数学一般
数学UA
数学UB
数学U・数学A
電気一般
機械一般
工業数理
@免除を受けることができる高卒認定試験科目 @に相当する大検の受検科目
科学と人間生活
(理科総合)
基礎理科
理科T
総合理科
物理基礎
(物理T)
物理
物理TA
物理TB
化学基礎
(化学T)
化学
化学TA
化学TB
生物基礎
(生物T)
生物
生物TA
生物TB
地学基礎
(地学T)
地学
地学TA
地学TB
英語 英語
ドイツ語
フランス語
中国語


まとめ
大検(大学入学資格検定)は昭和26年に開始されました。当初の開始理由は高等教育を受けられない勤労青少年対象等の理由です。しかし高校の授業料の無償化など最近では経済的な理由で高校進学ができない人が減少しています。その変わりに不登校などコミニュケーションが上手くとれず学校にいかずフリースクールや通信制高校を活用するケースが増加してきています。高卒認定試験の主な意味合いは

・不登校、高校中退者の受け皿

・平成12年度 外国人学校などの卒業者等への特別処置(例外あり)

これらの意味合いが強いでしょう。