高卒認定で使う単位修得証明書のもらい方 保存期間や有効期限は?

高卒認定で使う単位修得証明書のもらい方 保存期間や有効期限は?

単位修得証明書とは?

単位証明書とは高等学校などで学んだ人が、どの科目を修めたのかということを学校側が証明してくれる公的な書類です。

高卒認定試験は、国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語の6教科で構成されていて、各教科の必修科目に合格する必要があります。

中学卒業後にまったく高校に行かず、一から試験を受ける場合は、当然必修科目をすべて受けなければいけません。

しかし、一定期間高校に通って一部の単位をすでに修得している場合、その科目に関しては試験が免除されます。

勉強の負担も減りますし、受験料も安くなるので、仮に1科目でも修得していたとしたら必ず免除申請をしたほうが得です。

この免除の申請を行うために必要な書類が単位修得証明書なのです。

単位習得証明書もらい方は?

通っていた高校の事務などで発行してもらえます。

申請の方法は各学校によって異なりますが、大抵は氏名や住所のほか、在籍した年月などを申込用紙に書けば発行してもらえます。

窓口での直接申請に加え、遠方に住んでいる人のため、郵送での申請も可能な学校がほとんどです。その場合、学校の公式サイトから申請書をダウンロードし、必要事項を記入して郵送すると、しばらく後で証明書が送られてきます。

窓口で申請した場合でも、即日発行されることはまずありません。

一般的には1週間から10日ほど、学校によってはそれ以上かかることもあるので、余裕を持って申請を行うようにしましょう。

なお、証明書の用紙は基本的に学校側が用意してくれますが、文科省のサイトでプリントアウトしたものを持って行ったほうが確実です。

発行料は100〜200円程度かかり、郵送の場合はさらに切手代が必要になります。

まずは自分が在籍していた学校の事務に問い合わせをし、単位取得証明書の申請方法や発行までの時間などを確認しておくとよいでしょう。

申請する際の注意事項

注意すべき点は以下の3つです。

  • 1.文部科学省指定の様式で作成してもらうこと
  • 2.厳封されていること
  • 3.確認用に2通取り寄せること

まず1については、申請時に「高認試験の免除申請に使うので、文科省の様式で」と一言添えれば、学校側が用意してくれることがほとんどですが、以下のアドレスで様式をダウンロードできるので、該当する用紙を持参してもOKです。

単位修得証明書・単位修得見込証明書様式

2番目は、発行した学校が封を閉じ、その後開けられていない状態でないと有効ではないということです。

つまり、自分で開封してしまった時点でその証明書は無効になります。

自分がどの科目を免除できるのかを確認するために開けることもできません。
そのため、3番目の注意点の通り、確認用に2通取り寄せる必要があるのです。

こんな時はどうする?

Q 結婚して姓が変わった人の場合は?

証明書は在学時の氏名で発行されます。
そのため、免除申請の際には姓が変更されたことも合わせて証明する必要があるため、戸籍抄本の添付が必要になります。

Q 高校を2回中退している人はどうすればいい?

例えば最初全日制に通っていた人が中退して通信制高校に入り直したけれど、結局卒業できなかったという場合です。

この場合は全日制と通信制それぞれの証明書を取得したほうが無難です。

なお、文科省の書類様式には「前籍校名称」と「前籍校在籍期間」を書く欄が設けられていて「前籍校の単位を算入している場合は、前籍校の名称及び在籍期間を記入してください」という注意書きがあります。

最後に在籍した学校に発行を申請する際、前籍校部分にも記載してもらうように一言添えるとよいでしょう。

その上で、免除申請の際は2校分の証明書を提出するようにしましょう。

高校での保存期間や単位修得証明書の有効期限

在籍した高校から離籍したあと、学校側は単位修得証明書を発行するために必要な情報を20年間保存しておく義務があります。

これは学校教育法で定められているため、どの学校も必ず同じ年数保管されています。

もしも20年以上経っていて証明書の発行ができない場合は、免除を受けることができません。

一方、一度発行した証明書については特に有効期限は定められていません。

文科省が発表している必要書類の詳細を見ても、戸籍抄本などは出願前6ヶ月以内に発行したものという制限が明記されていますが、単位修得証明書に関しては発行日の制限は設けられていません。

ただし、一般的に証明書は3〜6ヶ月以内に発行したものを使うというのがルールです。

発行から年数が経過したものについては破棄して、新たに発行してもらうほうがよいでしょう。

単位修得証明書の見方

文科省が高認試験のために発行している単位修得証明書の様式には在籍時期によって違いがあります。

これは、在籍時期によって修得した科目が異なるからですが、それ以外の体裁は同じです。

次のアドレスは、「高等学校に平成15年4月以降に入学した者用」の様式です。
これを例に見方を知っておきましょう。

単位修得証明書

細々とした文字が並んでいますが、見るべきポイントは2ヶ所だけです。

ひとつめは、はじめから記入されている数字「免除に必要な修得単位数」
ふたつめは、学校側が数字を記入する「修得単位数」です。

簡単にいえば、「修得単位数」が「免除に必要な修得単位数」に達していれば、免除されるということになります。

例えば、世界史を例に取ってみましょう。
世界史Aの必要修得単位数は2で、世界史Bは4単位必要ということがわかりますね。

では、次に文科省発表の高認試験の試験科目に関する書類を見てみましょう。

試験科目、合格要件

これによると、世界史Aか世界史Bのどちらかは必修科目となっています。

ということは、単位修得証明書でAかBのどちらかが免除に必要な単位数を満たしていれば、高認試験で世界史の試験は受けなくてもよいということになります。

このようなやり方で発行された証明書と、試験科目に関する書類を見比べれば、免除される科目がなんであるかがすぐにわかります。

無駄な勉強をしないために、高認合格を目指すことを決めたらすぐに単位修得証明書を自分用に発行し、どの科目に合格しなければいけないかを把握するようにしましょう。