平成29年第1回高等学校卒業程度認定試験出願状況について

平成29年第1回高等学校卒業程度認定試験出願状況について

最終学歴別出願状況

  • 中学校 卒業:1,728
  • 高校中退:6,481
  • 全日制 高校在学:1,049
  • 定時制・通信 制高校在学:2,462
  • 高専中退:138
  • その他:576
  • 計:12,434

(参考)文部科学省:平成28年第2回高等学校卒業程度認定試験出願状況について

高校を中退する人・・・こんなにいるんだ!

子供の貧困率と関係あるのかも・・・

思い浮かんだのは、この統計図

20年で倍、39都道府県で10%以上

毎日新聞2016年2月18日から

都道府県別の子どもの貧困率

都道府県別の貧困率が高い順に並べてみたら

  • 1位 沖縄県(37.5%)
  • 2位 大阪府(21.8%)
  • 3位 鹿児島県(20.6%)
  • 4位 福岡県(19.9%)
  • 5位 北海道(19.7%)

ワースト10のうち8府県が西日本に集中しているのが分かる。

10%を切ったのは最も低い福井県の(5.5%)等たったの8件。残りは10%以上。

「貧困率とは国民を所得順に並べ真ん中の順位(中位数)の人の半分しか所得が無い人(貧困層)の比率を意味するらしい」

子供の貧困なんて・・・わたしのまわりにいるのかしら?そう感じても不思議ではない。

ふつうの服着て、スマホや携帯を持っている子供が家ではお菓子やカップ麺だけ食べて過ごしているとしたら。

子供はその不健康さを自覚していなかったら・・・

そして中途退学者数の状況は文部科学省のホームページで見たのが下にある調査結果平成11年と多少古い気もしますが・・・

公・私立高等学校における平成11年度の中途退学者数は合計106,578人である。

中途退学者数が年度当初の在籍者数(平成11年4月1日現在在籍者数=4,194,747人)に占める割合(中途退学率)は2.5%である。

都道府県別の中退者数と中退率が高い順に並べると

  • 1位 福岡県 5588人(3. 0%)
  • 2位 沖縄県 1715人(3.0%)
  • 3位 広島県 2799人(2.9%)
  • 4位 大阪府 7565人(2.9%)
  • 5位 東京都 10571人(2.9%)

都市部で高いというような単純な構造でもなさそう。

わたしの郷里である沖縄県が、ナント3.0%で2位!これって高い部類なのよね・・・

高校中退者の退学理由に「経済的理由」を挙げた人は約3%。「学校生活・学業不適応」が約4割

これが文部科学省の高校中退者を対象に実施した調査結果。

それなら貧困と高校中退はあまり関係ないのでは?

答えは「NO!」

考えてみてね。「学校生活・学業不適応」の冷ややかなことばの裏には経済的な理由が隠れていて、例えばひとり親家庭の母親(父親かも知れない)が生活を支える為には長い時間の労働、バイトやパートの掛け持ち、家事、当然子供と過ごす時間は短いはず。

当然であるはずの子供の世話や宿題や勉強を見て上げることもできなくなる。

子供は学習週間が身につかない、基礎学力がつかない、学習意欲がなくなり学校の授業についていけない、やがて中退に追い込まれる。

「負の連鎖・・・」

子供の貧困は親自身の養育や責任を求めるということもあり、母子家庭のその半数は、小さな子供がいると言う理由でパートやアルバイトでしか働けず、平均年収181万円に過ぎないという調査結果もある訳で、限られた年収から年金や保険料なるものを払うのだから・・・

子どもの貧困対策法が13年に議員立法で成立したことで国の政策は始まったばかりだけど、母子家庭の子供は児童扶養手当が20歳迄延長になることを期待しませんでしたか?

18歳で打ち切りになるということは一番お金がかかる年代に止められるという事でしょうか。

もし、20歳迄延長になればきっと高卒認定取得したあとの進学率も伸びたでしょう。

貧困であれば尚更、進学を支えて欲しいと願うのが普通でしょう。でも、その願いは叶わず・・・

子供の貧困が注目され始め、格差の問題が浮かび上がり貧困家庭の子供が大人になっても抜け出せない貧困の連鎖・・・。それでも子供に焦点を定めた対策は進んでいないけどね。

思い巡らすと子供の教育に掛かるお金はその家庭の経済状況で大きく違う気がします。

3歳頃からピアノ、バレー、英会話、スポーツ教室とありとあらゆる習い事も行ける子供と行けない子供の違いご存知でしょう?

習い事や部活動もお金はかかり、それは進学においても何かしらの影響はあるし当然塾もけっこうなお金がかかる。

親が貧困であれば子供の将来や夢の実現を狭め、子供も将来貧困になると言うしくみが出来てしまうのだろうか?

「そこそこの学校入れてそこそこの就職ができれば何とか親としてひと安心」そんな声も聞こえてきそうな気もしますが・・・

親の経済的な部分は教育に熱心であればあるほど、もっともっと頑張らなきゃいけない世界もあり、逆にもっと頑張らなくてもいい世界もあるのではと・・・。そんな思いも頭をよぎる。

何とかならないのかな・・・。鈍い政策のお陰なのでしょうか。親の経済力が子供の学歴を作る時代になった感じがするのは私だけでしょうか?

まとめ

例年、高卒認定試験の出願状況の最終学歴別割合は上記のような数値となっています。

その中でも高校中退受験割合が例年高いです。

それには色んな理由があるでしょうが、一人親家庭が増えたことは決して無関係ではなさそうです。

実際、当社の受講生は一人親家庭の人が少なくありません。

中退するすべてが1つの原因に集中するとは思えませんが、国の支援などが変われば少しは状況が変わるかもしれません。

色んな意味でも高卒認定試験は非常に優れた制度ですね。