平成28年第2回高卒認定試験 合格発表

平成28年第2回高卒認定試験 合格発表

文部科学省より、平成28年度第2回高等学校卒業程度認定試験(以下、高卒認定試験)の実施結果について発表がありました。この発表について、解説をしていきます。

合格者数と合格率は?

まずは、文部科学省の発表を抜粋してみます。

平成28年度第2回高等学校卒業程度認定試験(以下「高卒認定試験」という。)が、11月5日(土曜日)・6日(日曜日)の2日間実施されました。

受験者は11,111人、1以上の科目に合格した者のうち、高卒認定試験合格者(全ての科目に合格し、大学入学資格を取得したものをいう。)は4,440人でした。その他、結果の概要は以下のとおりです。

(参考:文部科学省)

以上の発表から合格率を計算すると、39.9%(約40%)となります。
8月に実施された平成28年度第1回は、合格率40.1%だったので、比較しても増減はほとんどありませんでした。

合格率の高かった都道府県は?

高卒認定試験の合格者は、都道府県別にでも発表されています。合格率の高かった都道府県を見ていくと、福井と宮崎が60.3%でトップでした。以下、鹿児島、鳥取、香川と続いています。(表1参照)

ちなみに、福井県は昨年の第1回高卒認定試験でも都道府県別の合格率が全国トップという結果でした。

去年と比較してどうだった?

昨年の第2回高卒認定試験は、受験者が11,296人に対して、4,503人の合格者がいたので、合格率は39.8%でした。やはり、合格率はほとんど変わりないことがわかります。

高卒認定試験の合格率は例年、大幅に上昇したり下降したりする傾向ではありません。合格率は40%前後で推移するというのが、高卒認定試験の合格率の傾向です。

受験地別の合格率は?

受験地別での合格率を見ていきます。合格率の良かった都道府県TOP3では、

  • 鳥取県 66.7%
  • 福井県 62.0%
  • 香川県 57.6%

となっており、全体の合格率を大きく上回っています。この3県は、第1回の高卒認定試験でも、受験地別の合格率で上位になっています。

合格者の内訳は?

どういった人が合格しているかと言うと、主には高校を中退した人ですが、全日制や通信制・定時制などの高校に通う学生も高卒認定試験を受験して合格しています。

高校中退者は、進学や資格取得・就職のために高卒認定を取得するのが主な動機です。学生でも、卒業に時間がかかってしまう、不登校がち、留年を回避する、高卒認定を取得して自分のやりたいことに集中する等の理由から高卒認定試験を受験します。

16から18歳が合格者のおよそ半数を占めますが、60歳以上の人も合格しており幅広い年齢の方が受験し、合格されています。実際、試験会場に行った受講生の声でもいろんな年代の方がいる雰囲気に驚かれることも多いです。

合格後はどう役立つ?

合格後は大学や専門学校への進学、就職、国家試験等の受験資格を満たす、コンプレックスが解消されるといわれる方が多いです。

平成28年度第2回高卒認定試験の合格者で、当社の受講生だった人のインタビューでは、「高卒認定に合格したことで、契約社員から正社員への登用が認められることになった。高卒の学歴ではないけど、高卒認定で同じ扱いをしてもらえることになった」という声がありました。進学や就職に役立つのかと疑問に思われることもありますが、企業の認知度も高まっていますし、実際有効活用はできます。

次回の試験までは対策を立てる期間も取れます。もしあなたが、高卒資格が必要なら一歩踏み出してみてはどうでしょうか。