高校卒業資格を最短で取得 通信や費用は? 高卒認定と高卒資格の違い

高校卒業資格の最短の取得方法は全日制を卒業する事です。

もしあなたが高校を中退していれば編入という形で単位を引き継げるので3年はかかりません。

そうでない場合は残念ですが3年間かかります。

社会人が高校卒業資格を取得する方法は他にも通信制高校や定時制高校があります。

通信制高校で高校卒業資格を取得 費用や通信について

高校卒業資格を通信で取得したい場合はある意味私立の通信制高校に入学するべきでしょう。

通信制高校は広域制通信制高校と狭域制通信制高校があります。

広域制通信制高校は3つの県以上をまたいで生徒を募集することが出来る通信制高校です。

全部ではないですがほぼ私立(株式会社)が運営しています。

通信制高校自体が毎日登校をするタイプのスタイルではありませんが広域制高校では最短登校の場合、年間4日という学校もあります。

普段の勉強や単位取得はレポートやスマホの授業を視聴することで単位が認定されます。

広域制にはほとんどサポート校というものが存在します。

このサポート校には先生もいますし全日制のようにサポート校にも登校し授業を受け勉強などをサポートしてもらうものです。

サポート校は広域制通信制高校とは別なので2つとも通う場合は2つともの学費を支払う必要があります。

おおよそ年間100万前後かかる場合があります。

私立が運営する通信制高校やサポート校の費用は就学支援金というものは支給されません。

就学支援金とは

国公私立問わず、高等学校等に通う所得等要件(注1)を満たす世帯(モデル世帯(注2)で年収約910万円未満の世帯)の生徒に対して、授業料に充てるため、国において、高等学校等就学支援金を支給します。

簡単にいえば国が費用の1部を負担してくれる制度です。

就学支援金が支給されるのは公立の通信制高校や定時制高校、全日制高校などです。

狭域制通信制高校とは1つの県のみで生徒を募集することが出来る通信制高校です。

一般的なイメージの通信制高校です。

ほぼ公立が運営しています。

広域制と比較すれば登校日数も多いですが、費用は安いです。

参考:高等学校通信教育の質の確保・向上方策について

定時制高校で高校卒業資格を取得 費用や通信について

定時制高校と全日制で大きく違うのは単位に関してです。

技能連携校で学んだ技術が単位として取得出来たり生徒が従事している仕事が科目と密接している場合も単位として認められます。

時間帯は3部制で4時間ずつ授業を受け単位を取得します。(多部制の提示高校)

午前、午後、夜間とある時間帯の中で午前午後となど組み合わせて授業を受けることで年を3年間で卒業することが可能です。

定時制高校で高校卒業資格を取得す場合この仕組みであれば社会人は働きながら目指すことが可能です。

定時制高校であれば就学支援金が月額2700円支給されます。

私立の通信制高校のように色んなメディアを使って通信で単位をカバーする制度はありません。

専門学校で高校卒業資格を取得 費用や通信について

中卒の人がそのまま入学が可能でその専門学校を卒業することで高校卒業資格を可能にする専門学校もあります。

これは技能連携により専門として学ぶことを単位としながらイーラーニングなど通信メディアを使って通常の授業も受け高校卒業資格を取得していきます。

美容、パティシエ、ヘアメイク系に多いです。

費用が学校により変わりますが1年間100万前後です。

卒業年数は3年です。

高校卒業資格と高卒認定試験(旧大検)との違い

高卒認定試験と高校卒業資格で大きく違うのは単位と時間です。

高校卒業資格を取得する必要がある単位数は最低74単位が必要です。

この74単位を1年で取得する事は出来ません。

週当たりの授業時数は30単位時間を基準とされ1年で取得できる科目数と単位は24~25(全日制)と決まっています。(単位制の場合を除く)

卒業資格単位修得に3~4年の期間はかかってしまいます。

必要な科目は必履修教科、科目といって以下の科目の単位を修得する必要があります。

  • 国語のうち「国語表現[Roman1]」及び「国語総合」のうちから1科目
  • 地理歴史のうち「世界史A」及び「世界史B」のうちから1科目並びに「日本史A」,「日本史B」,「地理A」及び「地理B」のうちから1科目
  • 公民のうち「現代社会」又は「倫理」・「政治・経済」
  • 数学のうち「数学基礎」及び「数学[Roman1]」のうちから1科目
  • 理科のうち「理科基礎」,「理科総合A」,「理科総合B」,「物理[Roman1]」,「化学[Roman1]」,「生物[Roman1]」及び「地学[Roman1]」のうちから2科目(「理科基礎」,「理科総合A」及び「理科総合B」のうちから1科目以上を含むものとする。)
  • 保健体育のうち「体育」及び「保健」
  • 芸術のうち「音楽[Roman1]」,「美術[Roman1]」,「工芸[Roman1]」及び「書道[Roman1]」のうちから1科目
  • 外国語のうち「オーラル・コミュニケーション[Roman1]」及び「英語[Roman1]」のうちから1科目(英語以外の外国語を履修する場合は,学校設定科目として設ける1科目とし,その単位数は2単位を下らないものとする。)
  • 家庭のうち「家庭基礎」,「家庭総合」及び「生活技術」のうちから1科目
  • 情報のうち「情報A」,「情報B」及び「情報C」のうちから1科目

引用元:高等学校指導要領

高校卒業資格を取得するには体育や音楽など実技に関わる単位が必要です。

通信制高校や全日制高校などでは音楽や体育のほかに総合的な学習活動というものが必要となります。

これは生徒が興味・関心,進路等に応じて設定した課題について,知識や技能の深化,総合化を図る学習活動を単位時間数などを各学校が決め実施するものです。こういった単位を取得する事で可能となります。

ちなみに私立の通信制高校ではこのような活動を最短年4回のスクーリングで補ったりします。

高卒認定試験の場合、年2回の試験に合格すれば取得が可能です。最短で6か月です。

取得するのに必要な科目は1度合格すると以降受験する必要がありません。

受験科目は何回でも分けて受験することが出来ます。

しかし全科目合格しても高校卒業資格とはなりません。

高校と同等の資格として文部科学省に認定された資格の取得となります。

もし大学や専門学校、資格などのために高校卒業資格を考えているのであれば高卒認定試験で十分です。

大学、専門学校はほぼ(100%近く)高卒認定試験で受験資格が得られますし以下は高卒認定試験で国家資格受験が可能な種類です。

1.採用試験

府省庁名 採用試験の名称 府省庁名等 採用試験の名称
人事院 国家公務員採用一般職試験(高卒者試験) 防衛省 防衛大学校学生採用試験
人事院 皇宮護衛官採用試験(高卒程度試験)(護衛官の区分に限る) 防衛省 防衛医科大学校医学科学生採用試験
人事院 入国警備官採用試験(警備官の区分に限る) 防衛省 防衛医科大学校看護学科学生採用試験
人事院 税務職員採用試験 防衛省 航空学生採用試験
人事院 航空保安大学校学生採用試験 衆議院 衆議院事務局職員採用衛視試験
人事院 海上保安大学校学生採用試験 参議院 参議院事務局職員採用専門職(衛視)試験
人事院 海上保安学校学生採用試験 裁判所 裁判所職員採用一般職試験(裁判所事務官、高卒者区分)
人事院 気象大学校学生採用試験

他に高卒認定試験はこういった活用法があります。

高校卒業で単位が足りない分を補う事が可能な場合があります。

高校卒業において数学の単位が不足しているとします。

高卒認定試験で数学を受験し合格すれば高校卒業における数学の単位を認定してもらえる場合がありますがそれは各学校の校長の判断に委ねられています。(おおよそ認定してもらえる場合が多いです)

まとめ

長くなったのでまとめると高卒資格が欲しいその理由が

A国家資格取得や進学(大学や専門学校)の為
B進学、資格は考えていないが卒業していないので学歴が欲しい

あなたがどちらなのかを考え高校卒業資格なのか高卒認定試験なのかを考えてみましょう。